こんにちは!ハルヒコです!
今回の記事は、
【家計の健全化計画書】の解説回です。

自分で作った資料の解説をする、意味の不明さよ。



至らない点ばかりでスミマセン(汗)
家計管理関係の記事の総まとめ、かつ、資産運用の導入的な記事でございます。
まだ、
【家計の健全化計画書】の存在をまだ知らない方は、
こちらから無料ダウンロードできますので、よろしければどうぞ!



登録なんかも一切ないぜ!
男前だろ?
家計管理のステップ
今回紹介している方法は、はじめだけ時間はかかるけど、けっこう効果的です。



うちでも実践しているオススメの手法です。
自分の家計の把握を行う。
ここでは、収入・資産・負債をざっくりと確認する。
月の支出を確認して、「4分割ルール」に当てはめる。
4分割ルールに沿った収支ができていれば、あなたの家計は『健全』!!
年単位の支出は、『貯蓄』で賄う。
必要な貯蓄額を計算するために、年単位の出費を確認する。
例えば、税金、車検など!
将来的な大きな支出は、『投資』で賄う。
必要な投資額を計算するために、ライフイベントの出費を確認する。
例えば、子供の大学入学、老後資金など!
ステップ1・2が終われば、とりあえず、家計が健全かどうかはわかります。
ですが、この冊子【家計の健全化計画書】の趣旨は、
『将来的な不安を解消すること』にあるので、
ぜひ最後のステップまで、頑張って取り組んでみて下さい!!
各種家計の把握
まずは、家計の大きな枠の把握をしていきます。
具体的には、収入・資産・負債の確認です。


こういった確認は、整理してないと時間がかかっちゃうんだよね~
負債に関しては要注意だ、
下にいくほど高い金利をむしり取られておるぞ!
カード系は注視して、繰り上げ返済も検討されたし!
カード系のキャッシングやリボ払いは、借りやすい反面、金利が高く設定してあるので、まじ注意。



消費者金融はダメ!絶対!
(アコム、プロミス等)
月の支出を4分割ルールに当てはめる
ここで言う『4分割ルール』は、
さっき確認した「☆夫婦の月給与」を4分割(各25%)するっていう意味です。
その各25%が、ひとつの枠です。
そして、それぞれ4つの枠は、固定費・変動費・自己投資費・貯蓄投資費です。


画像の例(☆:22万円)では、4分割すると、ひとつの枠の金額が5.5万円です。
つまり、
- 固定費5.5万円
- 変動費5.5万円
- 自己投資費5.5万円
- 貯蓄投資費5.5万円
という具合です。
月の支出を確認する
さて、ここがひとつめの山場です。
月の支出を確認していきます。
下の画像で、だいたいは網羅できていると思うのですが、これ以外の出費があれば「その他」に記入ください。


年単位の出費はココに含まれてないから注意じゃ、
例えば、税金、車検、火災保険などじゃ。



食費・日用品・嗜好品など分類的に分けにくい物はだいたいでOK!
正確な分類はココでは求められていないよ。
項目の抜けには注意してね!



困ったら奥さんに聞いてください。
というか奥さんと共に確認作業をしないと終わらない?



コレ、忘れちゃダメでしょ!
って言う項目があれば、コメントにお願いします。
貯蓄投資費以外は、全て生活費と分類できるため、分けるのに困難すると思います。
『固定費』は、家、車、生命保険関係の出費
『変動費』は、生活していく上で最低限必要な出費
『自己投資費』は、生活の潤いを果たす出費
と考えると、分けやすいと思います。(ほんとざっくりでいいんです)
この月出費の確認は本当に大変です。場合によっては1週間以上かかってしまうかも。
焦らずじっくり取り組んでみて下さい。



がんばって~


できるできるがんばれがんばれ調整だ調整だ絶対できるあきらめるな、『健全化』だ!!
ここが一番楽しい所です。
確実に成果が出るという意味では、
楽しいかもしれん。
今から説明するのは、
『健全化』の具体的な方法です。
とは言っても、やることは地味で、
収入の4分割の枠に収まっていなかった出費を、無理やり収める作業です。
冊子の例を引き合いに出すと、
理想的な支出バランスがこちら。(☆から計算したやつ)
- 固定費5.5万円
- 変動費5.5万円
- 自己投資費5.5万円
- 貯蓄投資費5.5万円 合計22万円
そして、
実際の収支の状況。(確認したやつ)
- 固定費6.2万円
- 変動費6.1万円
- 自己投資費6.5万円
- 貯蓄投資費3.2万円 合計22万円
各家庭で、どんな感じか出してみて下さい。
そして、きっちり入りきらなくても良いので、理想値に近付ける努力をしていきましょう。
イメージとしては、寄せて手繰って『貯蓄投資費』に注ぎ込むイメージ。
あとは、天引きで『貯蓄投資費』を先に確保しておくのも、上手なやり方だと思います。


とっつきやすい所で言うと、
『通信費』そのスマホは、ちゃんと格安SIM会社に契約していますか?
▼UQmobileの料金プランを見てみる▼
他にも、
『電気代』電力自由化から少し経ちましたが、もともとの電力会社だったりしませんか?きちんと乗り換えましょう。
そして、支出BIG3の『家』『車』『保険』。
下の記事で書いてますので、見てみて下さい。
(『固定費』の定義が若干この記事と異なりますが、言いたいことはおおむね一緒です。)


『保険』について追加で触れておきます。
公的な医療保険(みんなが入っている健康保険・国民健康保険・後期高齢者医療制度)は、
かなり良くできている。みたい。



特に高額療養費制度!
ある程度の貯蓄額があれば、だいたいの病気になっても、払いきれます。
収入にもよるけど、ざっくり8.7万円以上の医療上の出費の部分は国が出してくれます。
なので『民間の医療保険』は解約を検討してみて下さい。
平均的な入院期間は、
ガン:17.1日
心疾患:19.3日
脳血管疾患:78.2日
肺炎:58.5日
(厚生労働省「平成29年(2017)患者調査の概況」の抜粋)



仮に2か月入院したとして、
『高額療養費制度』の申請をきちんとすれば、
20万円の貯蓄があれば医療面では大丈夫という事。
(先進医療なし、差額ベット代なしの場合)



仮に、その間の収入が無かったとしても、
出費2か月分の貯蓄を蓄えておけばいいという考えね。
これは、あとで説明する『生活防衛資金』のはなしね。



その『生活防衛資金』しっかり確保して、
無駄な民間医療保険どもを駆逐だぁー!!
必要な保険まで勢い余って解約しないようにしましょう。
必要な民間の保険は、
損害保険:車、バイク、自転車に乗ってる方(対人対物(無制限)のネット保険に入ろう)
死亡保険:未成年の子供がいる方(2000万円程度の保障が出る掛け捨ての保険に入ろう。保険料は月額3000円以内)
火災保険:家が燃えたら大変です。(月額3000円程度で、内容がきっちりしたものを選ぼう)
『高額療養費制度』に加えて、
『医療費控除』も知っておけ。
年間で10万円を超えたら、
申請すれば、節税できる。
申請しなければ、なにもない。



健康保険でカバーしてない所もあるから、まぎらわしいよね。
入院時の食事代・部屋代・交通費
妊娠・出産にかかわる費用
レーシックや、インプラント治療も
控除対象なんだよね!覚えておこう。
ここまでのまとめ!
ぶっちゃけ収入の4分の1が
『貯蓄投資費』に回せてたらいいって話?



そういう意見もあるけど、
仮に
固定費40%
変動費25%
自己投資費10%
貯蓄投資費25%
の生活を考えてみたらどう?
豊かな生活と言えるかな?
それって、ローンと貯金が大半で、最低限の生活をしてるよね?
あんまり楽しくなさそうだよ。



楽しいかどうかは本人しだいの所もあるけどね。
家計にはある程度はバランスが必要なんだよ。
遊んでばかりもいられないし、
節制ばかりしてても、生活が楽しくないよね。
家計上の『健全』って、そういう事なんだと思うよ。
正しく無駄を省いて、
今を楽しく、未来を明るくする。
そのための指標のひとつが
『4分割ルール』と言える。
家庭状況にもよりますが、どこかを調整しなければいけないのは、どこの家庭でも同じだと思います。
ひとつひとつが、とても時間が掛るものなので、根気強くやっていきましょう。
年単位の支出を把握する
ここからは後半戦です。
収入の4分の1で振り分けた『貯蓄投資費』
冊子の例で言うところの5.5万円が多いのか、少ないのか。
その根拠となる部分が後半の内容です。
今から確認する『年単位の出費』は、基本的には貯蓄から支払うのがルールです。
それらは、月額換算すると、月にどれだけ貯蓄しておけば対応できるのか。
抜けが無いように確認していきましょう。


年度初めと、年末は何かと物入りとは言いますが、
しっかり数字で把握できていますか?



体感で~、とか、急に現れたんよ!とか、忘れとった!
はコレを機になくなるといいですね。
はっ!?車検忘れとった~!



はっ!?お年玉忘れとったー!



・・・
・・・
ライフイベントに備える
さあ大詰めです。



これを読めば、将来の不安がなくなる!!はず!!


もっといろいろあるのかと思ってたよ!



それぞれの金額が大きいだけで、
種類はあんまりないね。
まずは、知ることが第一歩だよね。



出産に関しては、
公的保険の『出産一時金(約40万円)』が貰えるから、
用意しておくのは10万円程度で大丈夫よ。
そのかわり、他の準備や、体調管理が大変ね。
生活防衛資金について
スライドに書いてあるように、
『生活防衛資金』は、いざという時のための「すぐに引き出せる貯蓄」です。



『いざ』の具体例は、
予想外の急な出費:周囲の慶弔等
医療の実費負担:事故・病気
収入の補填:失業・障害などです。
『いざ』以上の出費は、
公的な保険でカバーし、
カバー外の部分を民間の保険に頼る形になるな。
さっきも言った通り、
『損害・死亡・火災保険』の3つじゃ。
夫婦給与の6か月分って書いてますが、これには色んな意見があります。
収入3か月分で十分という人もいれば、
出費の6か月分という人もいます。
つまりは、だいたい、そのくらい?みたいな?
仮に家の大黒柱が、事故に合って3か月入院したとしたら、
どのくらいの貯蓄があれば、安心か。
そういったことを考えれば良い。
銀行口座の中には、(定期預金でも可)
『生活防衛資金』と『年単位の出費』に備えた貯蓄(ステップ3)が準備できれば、
ひとまずの貯蓄は十分ってことです。
生活防衛資金は気付けば減っているので、
ボーナスなどで、その都度補充しましょう。
大学入学に必要な費用


1年目(入学時)に必要になるのは、入学金と1年目の授業料です。
なので、総額の250万円~485万円という金額が入学時必要という訳ではありませんが、
それにしても、入学時必要な85万円~155万円はパッと出せる金額ではありません。
ひとり暮らしを始めるとなると、プラスでお金はかかりますから、もちろん備えは必要です。



おれ!医者になる!
(ドラマ「コード・ブルー」を見た翌日)



そーかそーか!たくさん勉強しような!
(ひょえー!!)


計画的であるべきなのは、誰しもが分かっているんですが。
お金も何かと必要な、産後の大変な時期に、
『大学進学に向けて貯金しよー』ってできる家庭はまずないでしょう。
なので、
スライドの『18年間』に関しては、



理想論よ、理想論。
分かっていますよ。
ただ、間違いないのは、
『貯金』にしても『投資』にしても、時間(期間)はとてつもなく大きな力ということ。
備えるのに大事なのは、始めるタイミング。早ければ早いほど良い。
18年間の「貯蓄・投資」は出来なかったにしても、
今知ったのならば、目標金額に向けて、備え始めるべきだと思います。
銀行預金で400万円貯めるとして、(18-子供の年齢=残期間(年))
⇒400万円÷残期間(年)÷12か月=月に積み立てる金額
例)小学校入学から積立(銀行預金)を始めたとして
400÷11年÷12か月=3.03万円



月3万円かぁ、、、でかいなぁ。
子供が10人いたら30万円だぜ!
『投資』については、スライドでも使った、楽天証券の積立シュミレーションのリンクを貼っておきます。
シュミレーションでは、
400万円を目標に11年積立投資をしたら、
リターン4%で月2.41万円の積立で可能と出たな。
色々いじって遊んでみると、
積立投資のイメージが湧く!かも!
『投資』に興味がある、始めてみようという方は、
ネット証券(楽天証券・SBI証券)がおすすめです。(手数料が低いため!)
そんでもって、大学進学のための投資なら、『ジュニアNISA』は確実に申請して下さい。
申請しないと、税金で利益の20%を失ってしまいます。申請すれば税金免除!怖くない!
ジュニアNISAは、国が「各家庭が進学費用を投資で捻出すること」を促進するために始めた政策です。



あとは、「子供の世代が投資を知る」きっかけにしたいようです。
日本は、投資の知識の普及率がかなり悪いと言われています。
がんばりたいですね。



こんな記事を書いててあれなんですが、
私も最近ジュニアNISAを開設した次第で。
解説の手順なんかも、近いうちに記事にする予定です。
▼ジュニアNISAの概要を見てみる▼
『貯蓄』もして、『投資』もして、それでも備えが足りなかったら、
『奨学金・教育ローン』の出番です。
やはりお金を借りたら、それなりの金利は付きますから、
なるべく金利の低い奨学金の方から借りるようにしましょう。
可能であれば親族に頼るのも有りかもしれませんね。



おれ!産科医になる!
(ドラマ「コウノドリ」を見た翌日)



そーかそーか!たくさん勉強しような!
(ガクガクブルブル)
老後の生活に必要な費用


まずは自分の予定年金受給額を確認してみて下さい。
注意が必要なのは、
『基礎年金・厚生年金』以外の年金(共済年金など)は扱っている機関が異なるので、
それぞれの機関に確認することになります。
▼日本年金機構のねんきんネットを見てみる▼
スライドの注意点としては、上半分が楽観的な予測、下半分が悲観的予測という事。
将来の予想年金受給額
・楽観的シナリオ(上半分)
片働き世帯:22万円
共働き世帯:32万円
・悲観的シナリオ(下半分)
片働き世帯:16.5万円
共働き世帯:24万円
スライドでは、悲観的予測で話を進めてます。



だって、もし自分の予測した金額より多く貰えた!ってなったら嬉しくない?
将来的に年金自体が無くなることは無いと思いますが、現状の受給額と同額が貰えると思わないほうが良い。と言うのが私の意見です。
年金は無くならないって!
中田のあっちゃも言ってた!


4000万円足りないなんて、悲観的過ぎない?



・・・


対策A・Bについては、
家計と一緒で、支出減らして、収入増やそうぜ!って事をそれっぽく言ってるだけです。
対策Bでは、
65才になって仕事もうやりません!ってことができなくなりそうだよ。って事が伝えたい。



健康寿命の観点からもね!
仕事やめたとたんにボケるって、
みんな言ってるな!
不労所得については次のスライドで触れるよ。
対策Cに関しては、
やっぱり頼りなのは公的な年金だから、それをなんとか増額できないか、今のうちから検討しようという内容です。
『繰下げ受給制度』とは、65才から貰える年金を、「〇〇才まで貰うの我慢するから受給額を増やして!」っていう制度
66才以降であれば、受給開始タイミングはひと月毎に決めることができる
受給増額は最大で42%増額(70才受給開始が最大)
『繰下げ受給』と『共働きにするかどうか』は、
やるかどうかは置いておいて、
今のうちから夫婦で話し合っていた方が良い。


不足分の9.9万円は、資産3000万円(利回り4%)が実現できれば賄える。



これが伝えたかった。
100才まで生きるのに、貯金4000万円でも足りないが、
資産3000万円と公的年金があれば、何才まででも生きていけます。
月に26万円も使わないよって人は、資産形成のハードルはもっと下がるよね。
『長生きリスク』を年金に頼り切りにならず、自分の力で対策ができれば、不安も大きく減るじゃろう。
これらの投資は、
積立てNISAやNISA、iDeCo等を使って、
きちんと節税したいですね。
まとめ!
まずは、家計の把握を1度夫婦でしっかりとやってみましょう。(分類は適当で大丈夫ですが、抜けた項目が無いようにしましょう。)
『4分割ルール』を使えば、どの出費が家計に悪さをしているのかスグに分かります。



収支の確認は1度しておけば、
ライフスタイルが大きく変わるまで、再度の確認はやらなくても大丈夫だよ。
次に、
自分の家の年単位の出費と、ライフイベントの出費を確認して、『貯蓄・投資』がどれだけ必要か考えてみましょう。
必要額が貯蓄で賄えるなら、それで何も問題はない。
だが仮に賄えない場合、
安易にローンに走らず、計画的な投資で賄う方が、確実に生活は豊かだと言える。
投資はお金持ちの道楽じゃなくて、
お金が足りない人にこそ、
計画的な投資が必要なんだね!
大学進学や、老後の生活費といった目標金額を夫婦で相談して設定し、早い段階から貯蓄・投資を計画的にスタートできたら、



きっと未来は明るい!
今回は以上です。
投資に関しての記事は、今後もどんどん上げていきますので、宜しくお願いします!
それでは!