こんにちは!ハルヒコです!
今回は、長期投資の『ゴール設定』の重要性について記事にしていきます。
長期投資を始める時、いろいろ悩みます。
買うタイミングって、いつがいいの?

いくら積み立てるようにしようか?



家計の負担にならないかしら?
NISAの上限って考慮した方がいいの?
今回の記事を見てもらえれば、それらの悩みが解決、または解決のヒントになると思います。
資産運用の目的って持っていますか?
お金をふやすためさ!
それはそうじゃがな。
目的やゴールを明確にしないと、
軸がぶれた運用になってしまいかねないぞ。
『貯蓄』では手が届かない所を、リスクをとって『投資』でなんとかする。
それが投資を始めるきっかけだと思いますが、目標はしっかり持ちましょう。
はむのように、単純にお金を増やすための投資でも良いんですが、
それだとギャンブル性の高い『投機』に近付いてしまったり、
『狼狽(ろうばい)売り』をしてしまって、長期のメリットを活かせていない投資をしてしまう可能性があります。
狼狽(ろうばい)売り:保持している銘柄の価格が、コロナショックなどで急激に下落した際に、保有目的を忘れ損益に狼狽して、下落した安い価格で銘柄を手放すこと。長期投資では狼狽売りは避けたい事項のひとつ。保有銘柄を売ることは考えず、むしろ釣られて下がった他の銘柄を買うチャンスと心得よう。
目標ってなにがあるかな?
何のために投資を始めたのか、
思い返せばよい。
投資の目的は、人によりさまざまあると思います、
何のために長期投資をしようと思ったのか思い出してみて下さい。
・日々の生活費の足しにしたい
・子供の大学進学費用を捻出したい
・老後の生活費を蓄えたい
・資産を蓄えて早期退職(FIRE)したい
・自由な働きができるような早期セミリタイヤ(セミFIRE)のために資産形成したい
(FIRE:Financial Independence, Retire Early=資産を形成して経済的独立と早期退職を目標とするライフスタイル)
長期投資の目的はこれらの目標が多いと思います。
これらを踏まえた上で、
『いつまでに』・『どれだけ』の資産を形成したいか。
そういったことを再度考えてみましょう。
『いつまでに』『どれだけ』を明確にしよう
目的が大学進学であれば、期間(いつまで)と、目標金額(どれだけ)が明確で分かり易いですね。
老後の生活費といった目標であれば、自分の年齢から期間(いつまで)が分かります。
問題なのは、早期退職や、日々の生活費の足しなどの目標です。
これらは、『いつまでに』『どれだけ』の検討は途端に難しくなります。
パートナーと相談したり、自分の理想を考えて、『いつ、その資産を保持した状態でありたいか』を考えましょう。
『いつまでに』『どれだけ』を検討することで、
いくら積み立てたら(いくら金額を投入したら)、その目標に到達できるかの指標になります。
『どれだけ』の具体的な数値があいまいな方は、『家計管理』の道すじ【家計の健全化計画書の解説】を参考にして下さい。大学進学、老後の生活に必要な金額などを具体的に解説しています。
ざっくりとですが、
大学進学には約300万円(国立大学)~500万円(私立理系)の現金が必要です。
老後の年金の足し(月8万円)を資産で賄うなら、2400万円の資産が必要です。



金額みると、腰が引けるよね(泣





長い記事なので、
『ライフイベントに備える』まで飛んでくださいね
必要な資産『どれだけ』を考える、もうひとつのヒント
早期退職や、日々の生活費の足しなどの目標の必要な資産『どれだけ』を考えるもうひとつのヒントがあります。
それが、
『資産300万円』で『月に1万円の収入』になること。
これは、4%の利回り(手数料・税引き後)で計算した、収入の値です。
年間の利益が12万円になるので、『月1万円の収入』と言っています。



分かりやすい表現なので良く使います。
ちなみに、長期投資の目標利回りは3~5%が一般的なので、4%は超現実的な数値です。(夢物語ではないよってこと)
ちなみに、
資産運用のギリギリ安全圏で7%じゃ。
それ以上の利回りを提示されたら、
詐欺を疑ってくれ。
自分から7%以上の金融商品に突っ込んでいくことを、
投機(ギャンブル)と言うよ。
リスクが大きすぎる金融商品を指す言葉だね。
下の記事は『投資・投機の考え方』などについて書いています。参考にどうぞ。


さて、『資産300万円で月1万円の収入』を1ブロックとして扱えば、『どれだけ』の資産が必要かすぐに計算できます。
・老後の年金の足しに、月8万円欲しいな
300万円×8=2400万円
の資産が必要
・早期退職時に、月20万円あれば安心できるな。
300万円×20=6000万円
の資産が必要
・セミFIREして、好きなことを仕事にするには、月10万円は最低限確保したいな。
300万円×10=3000万円
の資産が必要
6000万円の資産があれば早期退職かぁ
でもそれって、金額的にきつくね?



それが何よりも大切な目標だ!
って言って、生活費削って頑張ってる人は沢山いるよ。
何に価値観を重く見ているか、
軸がぶれると達成は難しくなってしまうよね。
投資シュミレーションで具体的な、投資金額を知ろう
投資期間『いつまでに』と、目標資産金額『どれだけ』が分かれば、シュミレーションが可能です。
私が良く使うのは、楽天証券のシュミレーションと、野村証券のシュミレーションです。
楽天証券のシュミレーションはシンプルで分かり易い





楽天証券の方はシンプル。
積立のシュミレーションしかないのが玉にキズだな
▼楽天証券のシュミレーションへのリンク▼
野村証券のシュミレーションはバリエーションが豊富





画像のような、
元本を入れておけば、何年後いくらになっているか、など
試算のバリエーションが豊富です。
いじってると楽しいよな。
▼野村証券のシュミレーションへのリンク▼


どちらのシュミレーションも、投資のイメージが湧きやすくなるので、
投資をしたらどういう風に資産が増えるのか、イメージつかない方は、是非いじり倒してください。



シュミレーションは、
あくまで仮定的な未来だけど
イメージがつきやすいよね。



月々の積立金額がどれくらいか分かれば、
家計にも組み込みやすいわね。
まとめ!
長期投資は『ゴール設定』が重要です。
ゴールの設定をするためには、自分たちの投資目的(何のために)に応じて、
投資期間『いつまで』と、目標資産金額『どれだけ』を考えてみましょう。
シュミレーションを用いて、月々の積立金額などを確認すると、
投資に対するイメージが湧いたり、実際に家計にどれだけの負担がかかるかが分かります。
ぜひ、ゴールを想像して、投資への第一歩を踏み出しましょう。
それでは!ハルヒコでした!