こんにちは!ハルヒコです!
今日は『共感』をテーマに話していきます。
本記事は、男性向けの記事となります。
女性の方の閲覧は、不快な表現を含む可能性がありますのでご注意ください。
家庭内の会話うまくいってますか?
奥様や、子供と会話がギクシャクしたり、
普通に会話しているつもりなのに、雰囲気や機嫌が悪くなったり、、、
なんてことありませんか?
それは、あなたの会話に『共感』が無いせいかもしれません。
『共感』とは
共感とは、その字のごとく、「感情(感覚)を共有する」という事です。
ここでは、相手の感情に同調して、言葉を発するコミュニケーションを強く推すわけですが、
最近そういった会話しました?
どういった会話が共感のある会話か、
ピンとこない人のために、いくつか例を出してみますね。
熱出たみたい、頭痛いわ
大丈夫?頭痛はしんどいよね?
これは「頭痛はしんどい」という感覚に同調した例です。
ちなみに良くある男性の回答はこう。(悪い例)
熱出たみたい、頭痛いわ
薬飲んだ?病院連れて行こうか?
パッと見て、悪く見えませんが、相手を思いやる言葉や、共感が入っていないんですね。
次を見てみましょう。
パソコン壊れちゃった、どうしよ。
あなたならどう答えます?
変な使い方したんじゃない?
どんな壊れ方したの?見せてみて?
どちらも共感が入っているとは言えません。
共感がある、返答としては、
壊れちゃったの?焦ったでしょ、大変だったねー
一見冷たいようにも見えますが、共感という観点からすると、これで良いんです。
会話の目的→女性は『共感』、男性は『問題解決』
共感ってなんだか、めんどくさそうだぞ。
なんでそんなことしないといけないのか。
そう思った男性の方。もう少しだけ辛抱して下さい。
私が夫婦コミュニケーションのバイブルとしている、
「妻のトリセツ」という本があるんですが。
その中に答えがあります。
男性と女性では、会話の目的が異なるらしいのです。
ざっくりといえば、
人間の進化の過程で、
女性は家族や子供を守るために、会話に『共感』を求め、
男性は家族を飢えさせないために、会話に『問題解決』を求めた。
そして、それらが何百年と続き、男女それぞれのコミュニケーションの型が出来上がったと。
思い返せば、女性同士の会話は、男の我々にとって、ピンとこないものがありました。
えーそれ、おいしそ~
ナニソレ!かわいいね~どこでみつけたの?
何でもかんでも褒めちぎるよな、仲良しごっこが過ぎるでしょ!って思いながらこれまで聞き流してました。
でもそれは、進化の末に身に付けた(脳に刻まれた)「生きていく知恵」だったようです。
また、こんな事実もあります。
女性は、
- 会話で共感をしてもらえると、ストレスが減る。
- 共感のある会話が一定期間無い場合、ストレス値が大幅に上昇する。
それに対して、
男性は、ストレスを感じるとひとりでじっくり悩む時間が欲しくなります。
無性にひとりになりたい時って、ありますよね。
それと同じで、女性はストレスが溜まると、
無性に『共感』が欲しくなるんです。
さて、再度聞きます。
奥様との会話に『共感』含まれてますか?
パートナー最近ピリピリしてないですか?
会話減ってないですか?
コレを聞いても共感のある会話がめんどくさいって思います?
『共感』した方がよくないですか?
少しでもそうかもなぁ、って思った方。

『共感』しようぜ!!
共感のステップ
男性にとって理解のできない、女性の会話をマネしましょう。(失礼すぎ)
と言う訳ではありませんので、安心して下さい。
はじめは形から入り、徐々に共感のある会話に慣れていきましょう。
最終的に重要になってくるのは、相手の感情を察知できるかどうかです。
会話の中で、はじめは表面上の共感で良いのですが、
最後にはきちんとパートナーの感情に寄り添いたいですね。
それでは段階を踏んで、見ていきましょう。
奥様が会話中にニコニコしてくれるようになると、こちらも嬉しくなりますよ。
「わかる、わかる」
ひとつ目のステップは、



「わかる、わかる」
です。
あなたの気持ち分かってますよー、というアピールです。
実際、気持ちなんて分かんないんですけど、とりあえず言っておきましょう。
会話中に、「わかる、わかる」というフレーズが使えそうだな、と感じたら。
ひとまず、ぶち込んでおけば大丈夫です。
ただし、
あんまり適当に使っていると、会話がこんがらがってしまうので、そこだけ注意して下さいね。
おうむ返し
女性は感情で会話しますから、それを使わない手はありません。
次のステップは「おうむ返し」です。
どんな具合かというと、
子供が電車で変なくしゃみをしてね、面白くて笑っちゃった。
へー、変なくしゃみで、面白かったんだねー。どんなのだったの?
この例では、男は女性が言った言葉から、
できごと(変なくしゃみ)と、感情(面白かった)を抜き出して、つなげているだけです。
話しを聞き逃しさえしなければ、共感のある会話を繰り広げることができます。
ですが、「おうむ返し」ばっかりやってると、自分の意見を言いたくなります。
それはもちろんかまわないのですが、注意点が2つあります。
- 「正論」を言って場を白けさせない
- 感情を「否定」する言葉を使わない
正論はおおよそ、楽しい話題の対極に位置します。
電車では静かにしないとダメでしょ。
そんなの、奥様もわかってますよ。
せっかくその日にあった、楽しい話題をあなたに提供してくれた妻に、
その返答は少し冷たいと言えますね。
加えて、共感で生きる女性にとって、心を否定する言葉はひどく傷つきます。
それやっちゃダメでしょ、と思ったとしても、
一度共感で受け止めてから、自分の意見を言うようにしましょう。
感情に寄り添った返答
さて、最終ステップです。
おうむ返しをじっくり続けていると、
会話中に相手の感情がどんな様子か、少しづつ分かるようになってきます。
そうしたら、相手の感情を予想して返答してみましょう。
今日、帰り道めっちゃ混んでたー
道が混んでたの?それはしんどかったね。
とか、
今日の晩ごはん、焦げたー
あちゃー、残念。でも意外とおいしいかもよ?
などなど、相手ができごとだけを伝えてきたとしても、感情を想像して、返答できたらばっちりですね。
これに関しては言えることは特にありません。
ひたすら会話を繰り返し、自分の感情のアンテナを研ぎ澄ませるほかありません。
長い修業が始まりますね。
感情や感覚は、個人個人でばらばらです。
同じできごとでも、あなたと奥様では感じ方が異なるのは、当たり前だとも言えます。
なので、注意深く、常に相手の気持ちを考えながらコミュニケーションをとりましょう。
自身とパートナーの感情が的確に察知でき、その上でお互いの感情のギャップすらも楽しめるようになれば、



もはや仙人級。
長年連れ添った、仲良し夫婦のような会話ができるようになるでしょう。
要注意!共感のバランス
「わかったような口をきくな」
「あなたに私の気持ちなんて分からないわ」
ケンカをしている夫婦にありそうなフレーズです。
良いことずくめのように感じる『共感』ですが、
共感も使用し過ぎれば、うっとおしく、はっきり言ってうざい。と思える状況にも巡り合うと思います。
それは、男性も女性も同じことです。
共感を好む男性もいれば、問題解決が良いという女性もいることでしょう。
十人十色、百人百色です。
あなたと、あなたの奥様はどうでしょうか。
これまでは、一般的に言われていることをつらつらと書いてきましたが、
最終的には、あなたの夫婦、家族にフィットしていきたいところ。
ですが、残念ながらこちらから様子を伺うことはできないので。
あなたが、あなたたちに適切なタイミングと量を測る必要があります。
それもまた、試行錯誤、トライアンドエラーしかないと言えます。
ひとつ、私のことを言えば、
ネガティブな感情を抱いている時、
例えば、ひどく落ち込んでいる時や、ひとりで考えたいような時は、
共感がいらないかなと感じます。(私も妻もです。)
家事などの作業に没頭したい時があります。
しかし、ネガティブな感情の時でも、
ある程度整理がついていたり、相談がしたかったりしたときは、
共感は救いのように感じる時もあります。
結局は、相手をしっかり見て、タイミングと、量に気を付けましょう、という事しか言えないか。
参考にならず、申し訳なく思います。



相手の価値観をしっかり理解しよう!
という事に集約されるのかもしれません。


まとめ
『共感』が全くない会話は、女性にとって苦痛だそうなので、
夫婦の会話に困っている夫は、『共感』に着目して会話をしてみると、
雰囲気が改善されるかもしれません。
ただ、共感を多用しすぎると、急に心(精神的距離)が近づき過ぎて、
拒絶反応が出る恐れがあるので、タイミングと量はしっかり相手を見て調整しましょう。



『共感』は、用法用量を守り、正しくお使いください!
それでは!ハルヒコでした!